「ゼブラーマン」(with DVD) [映画レビュー(邦画)]

監督 / 三池崇史
出演 / 哀川翔、鈴木京香、渡部篤郎、大杉漣、岩松了、他
東映 / 2003年 / 日本 / 115min. /
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これは理屈で語り尽くす作品じゃない、とにかくイイのだ。私はこの作品が公開された当時、哀川翔主演ということと"愛と感動のアクション・ヒーロー・エンタティンメント"というコピー、そして「白黒つけるゼ!」という文字に惹かれたが、時間の都合で観に行くことが出来なかった。しかし、それを今日、後悔した…やっぱり、特撮が好きだ。戦隊モノと違って、孤高のヒーローだというイメージがまた。この映画は、昭和53年にテレビで放送されていて打ち切りになった実在作品「ゼブラーマン」が主軸に置かれている。低視聴率らしかったが、当時私がその場にいたら、たぶん毎週テレビにへばりついていたと思う。マシンに頼らない、生身のヒーロー。何と格好イイのだろう。
さて、映画の批評の方に移るが、TV版とは大違いで哀川翔の演じる「ゼブラーマン」の何と哀愁の漂う背中だったろう。最初の場面ではゼブラーマンのコスプレをして嬉しそうにしている駄目なオッサンの手本のようだった彼が、後半に行くにしたがって力強くなっていくのには、興奮を覚える。最近の特撮というのは最初から強いイメージがあるのだが、こういう主人公が成長していくのを描いている作品は貴重だと思う。100本目、ということだが変な貫禄がなく(あった方がいいのかな?)、気持ちのいい演技だった。また、渡部篤郎は「ケイゾク(1999~2000年)」のイメージが被ってしまうのが残念でもあり、嬉しくもあった。
話の進みや最後の方の戦闘シーンは多少無理があった気がしないでもないが、勢いに流されてしまう。最近の日本の作品でこうも笑えて、ドキドキできて、妙に感動してしまう映画はないのでは。特撮好きの方も、哀川翔好きの方も納得できる作品だと思う。1度お試しあれ。








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